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0.イントロダクション
私は、ナチスをテーマとして論考する。
- ナチ・イデオロギーとはどのようなものであったか。
- それは、どのような起源をもち、どのように構成されたか。
- オカルティズムは、どのように関与したか。
0.1.ナチス・イデオロギー
1)その起源
2)国民(大衆)に支持された理由
2)は1)となったものが、大きくひろがっって、
フェルキッシュ(Völkisch 民族主義的)思想
- ユートピア願望
- 反ユダヤ主義
1.フェルキッシュ思想
人々の宗教心はどのように動いたか。
ロマン主義から 神秘主義 生命の力
オイゲン・ディーデリヒス(1867-1930)。出版者。雑誌『タート』。神智学。
1.1.風土と郷土 歴史神秘主義
オットー・グメーリン(1886-1940)
農村
ハンス・グリムの作品『地(ラウム)なき民』は政治的色彩の濃い教育小説であるが、いまや地政学のフリートリヒ・ラッツェルの地域(ラウム)理論に結実した。(略)この動きは、「血と土」という合言葉を用い始めると攻撃的になり、間もなく民族的(フェルキッシュ)=人種(ラッセ)運動に連結する要素を多分に含んでいるのだ。*1
1.1−2 血と土
アルタマーネン。農本主義的生年運動団体
ルドルフ・ヘス、ハインリッヒ・ヒムラー、ヴァルター・ダレ
ヴァルター・ダレ 1895-1953
『北方人種の生命の根源としての農民階級』1928、『血と土からの新たなる貴族』1930
1.2.人種論
チェンバリン 1855-1927
- オカルト人種論
- ランツ・フォン・リーベンフェルス(アドルフ・ランツ)
雑誌『オースタラ』
- グイード・フォン・リスト(グイード・カール・アントン・リスト)
1.3.コロニー・団体
2.ナチス化
2.1.農地国有化
2.2.ナチス人種論
オカルト人種論とナチス人種論の共通点
- 高等人種と劣等人種(もしくは、猿人、亜人間)の存在
- 高等人種と劣等人種の混交はおそろしい結果を招く
- 劣等人種との交接禁止、劣等人種の断種、追放、抹殺
- 高等人種の選別、隔離による繁殖*2
2.2.1 ニュルンベルク法
ユダヤ人の結婚・交接禁止
2.2.2.マダガスカル計画
ユダヤ人の追放
2.2.3.ホロコースト
ユダヤ人の抹殺
2.2.4.生命の泉
高等人種の育成
2.3. 集合表象
3.結論
現在のドイツ
日本との比較
一般化