2009-06-10 ■ 何びとといえども、行為が意見と同様に自由でなくてはならない、と主張するものはいない。むしろ反対に、意見ですら、それを発表するときの事情によって、その発表がある有害な行為に対する積極的な煽動となるような場合には、その免罪性〔自由の特典〕を失うのである。 ミル『自由論』(岩波文庫113ページ)