詩のない詩集

ここには詩を書く予定だったのだが

パラケルスス

 パラケルススは、『本草学』において、磁石によってある種の病気を治癒できると主張した。

 (略)私はこう断言したい。磁石とは、誰の目にも明々白々なように鉄や鋼を引きつけてやまぬ力を内在させた石であるばかりか、実に身体のどの部位であれ、どのようなマルスの病気(maltialische Krankheit)にたいしても引力を発揮する石にほかならないのだ、と。(3:498−9より孫引き)